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二人の老後を分けたもの - サインポスト投資コンサルティング合同会社

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二人の老後を分けたもの

カテゴリ: ブログ 公開日:2020年09月16日(水)

全く同じような会社人生を歩んだ二人

A氏とB氏はともに大手電機メーカーに同期として入社し、お互い切磋琢磨しながら52歳で部長にまで上り詰めた後、60歳の定年退職後は再雇用制度により65歳まで働きました。定年退職時までのお互いの生涯平均年収は700万円で再雇用後の収入は半減とお互い全く同じような会社人生を歩んできました。入社当時から仲が良く、結婚後も家族ぐるみの付き合いをするなどお互いのことは誰よりもよく知っている間柄でした。また老後のことについても早い段階からお互い相談しながら準備を進めていました。

 

老後についても相談しあった二人

いろいろな書籍やセミナーなどを通して勉強もした結果、少なくとも定年までは年収の5%は積立投資(バランス型投信で運用)をしようと25歳の頃から着手し他、年収の10%は貯蓄に回して車の購入費用や住宅購入の頭金の他、子供の教育資金といったライフイベントに充てるための備えとすることにしました。お互い子供は1人だけで住宅に関しても3500万円で郊外のマンションを3000万円の融資を受けて購入しました。お互い当初想定していた人生設計どおりの歩みを刻んできた結果、60歳の定年退職時にはお互いに積立投資で得た2373万円(期間利回り複利で5%)と退職金の2000万円とを合わせた4373万円が手元に残っている筈でした。

 

そして再雇用後は年収が半減するので、月収は年金とほぼ同額の21万円となるため、定年後は35万円の生活費を賄うのに毎月14万円の赤字となることから、この時点から完全な取り崩し生活がスタートすることとなるものの、これも想定どおりでした。貯蓄が4373万円あれば毎月14万円の赤字が出ても60歳から26年間(14万円×12ヶ月×26年間=4368万円)、つまり平均寿命(男81歳、女86歳)まではどうにかなるという計算でした。しかし、ここに来て人生100年時代と言われるようになり急に心細くなってきたA氏はB氏にこの件で相談しました。

 

B氏の下した英断

そうしたらB氏には「そうだろ?だから言ったじゃないか」と言われ、ハタと30歳の頃にB氏から持ち掛けられたある相談事を思い出しました。B氏はその頃から、やはりぎりぎりの老後準備では心細いと思うようになり、A氏に二人で不動産投資を始めないかと持ち掛けてきたことを思い出したのです。B氏の話によると不動産投資は銀行から投資物件の購入代金が借りられる上、その返済は家賃収入で賄うことが出来るため、ローンの返済終了後は負債のない不動産という資産を手に入れることの出来る、他人資本をフル活用した(詳細な仕組みは「不動産投資は他人資本を活用した積立投資」をご参照下さい)極めて効率的な投資手法であるという説明を受けていました。

 

またローンの返済は基本的に家賃収入で賄えるので、それまで計画してきた年収の5%を積立投資に回すことや年収の10%を貯蓄するという計画についてもそのまま継続することが出来るため、老後資金は追加負担なしで当初計画案の貯蓄額に不動産資産がプラスオンされたものになるとのことでした。ただA氏は老後に対してまだ楽観視していたため、そのときのB氏の提案に対して「うーん、取合えず平均寿命までは何とかなるし、何だか面倒くさそうだから俺はいいや」と答えていたのでした。B氏は仕方なく自分ひとりで不動産投資を始めることにしたそうです。

 

B氏は30歳のときから5年間かけて550万円(頭金+費用)ほどを不動産投資の初期費用として貯蓄から取り崩し、2250万円の区分所有ワンルームマンションを2戸購入しました。頭金は各々物件価格の10%として残りは銀行からの融資を受けました。その結果、65歳の時には借入金の全額を返済し、2つの物件は経年劣化によりその価値は当初の各戸2250万円から1790万円には落ちたものの、2戸合わせて3580万円の不動産という資産が残りました。これらをその時点で売却し200万円ほどの取引コストはかかったものの、それでも3380万円は手元に残ったのです。

 

またこの売却代金に加えて、積立投資や貯蓄で得た1823万円(550万円取り崩しているのでA氏よりその分少ない)と退職金の2000万円と合わせて7203万円が最終的に残りました。A氏の同時点での4373万円に比して2830万円多く老後資金を準備することが出来たことになります。2830万円あれば老後資金の寿命はA氏より17年弱(2830万円÷(14万円×12ヶ月)=16.8か月)長くなるため103歳までは安泰ということになります。つまりこのまま行くとA氏は86歳の時点で老後資金が枯渇するのに対して、不動産投資で更に準備を万全にしていたB氏は人生100年を安泰に全うできる103歳までは老後資金が枯渇しないという結果となり、同じような人生を歩んできた筈だった二人の間には大きな格差が生じてしまうこととなったのです。

 

A氏のその後

A氏は仕方なく仕事を探すことにしましたが、65歳を過ぎるとさすがに現役時代のような収入が得られる仕事はもう見つかりません。これまで事務職以外経験してきたことのないA氏にとってはややきつい肉体系の仕事で、しかも収入は15万円/月程度のものしか見つかりませんでした。それでも老後破産するよりはと思い、その仕事を受け入れる決断をしましたが、この収入でB氏との間に生じた2830万円という格差を埋めるとなると16年近く働かなければいけないことになります。つまり81歳までは働くということであり、それまでは健康的な体や働く意欲も維持しなければならないということになります。こうした現実を突きつけられたA氏は途方に暮れると同時に思わず身震いしてしまいました。

 

如何だったでしょうか。これは自分の中のA氏とB氏に置き換えることもできます。不動産投資という英断を下したB氏と「面倒くさい」という一言で片づけてしまったA氏との間に生じた格差。不動産投資は決して面倒くさくはありません。管理業務は全て不動産管理会社が代行してくれます。自分がしなければならないことはたった一つの決断だけです。このちょっとした決断が後の人生に大きな格差を生じさせることになるのです。

 

(サインポスト投資コンサルティング 代表 石川慎二郎)

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